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2007年12月

2007年12月25日 (火)

インテリアは色の組み合わせだけ?日本人が持つ素材感。

古民家が見直されている。京都あたりの古い町屋をリフォームしてギャラリーにしたり喫茶店にしたり住まいにしたり、特に若い人たちに人気だ。昔からの材料で昔からの工法で作られた町屋。黒光りする大きな梁や柱、ざらざらした土壁、使い込まれた古い建具など、本来日本人がもっている遺伝子とも言うべきものに働きかけてほっとする安心感があるのでしょう。我々はインテリアというと色の組み合わせをまず第一に考えるのだが、そういった古い民家や町屋に華やかな色が存在するのでしょうか?畳の肌触りや土壁の質感・柱の感触など元来日本人は色よりも質感(テクスチャー)を優先してインテリアを決めてきた。

我々には西洋の人々にはわからない優れた肌感触で住まいを作ってきたのだ。もう一度原点に戻って肌感触で作る住まいを楽しんでみましょう。

■ 春日町の家 土塗壁と天井の梁・和紙の壁でつくられた和のインテリア

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2007年12月23日 (日)

傷がつけばつくほど思い出が増える材料とは?

インテリアの材料として重要な床材。最近は掃除が容易なこともあってフローリングがよく使われる。壁や天井は直接、体に触れることは少ないが、床はそういうわけにはいかない。そこで暮らす限りいつも体に触れている。しかも一番敏感な足の裏で。

「反りや狂いが少ない」「ギィーギィーという床鳴りが少ない」などの理由で合板のフローリングが全盛だ。(作り手側がアフターサービスの手間を減らすためという理由も大きいのだが)合板のフローリングとは15mmほどのベニヤ板に0.5mm程度の本物の木が張りつけてあるものだが 、それに対して無垢材のフローリング材は当たり前のことだが15mm全部が本物の木でできている。木が呼吸しているので室内の湿気を吸ってくれたり乾燥しているときは自分の湿気を放出してくれたりするので梅雨時でも床がべたべたしない。ただその分少し隙間ができたり天気しだいで床鳴りしたりするときもある。

両者は新築のとき、その差はわかりにくいが5年、10年と使っていくとだんだんと差が歴然となって現れてくる。合板フローリングは完成時が100%で傷が入ると下地のベニヤが出てきたりと、だんだんとみすぼらしくなっていくが(なんといってもきれいな部分は表面の0.5mmだけなのですから)無垢材のフローリングは傷は傷なりに味わいが増していく。10年使えば10年の味、20年使えば20年の味わいとなってくる。昔の小学校の木製の机と同じで、ひとつひとつの傷が家族の思い出になっていく。

子供の成長と共にひとつの傷が思い出になっていくなんてなんと素晴らしい材料でしょう。ちなみに標準的な家で合板床と無垢材の床との差額は丸ごと全て無垢材にしても\25万程度です。さてあなたはどちらをチョイス?

■ 谷山中央の家 無垢の杉フローリングを使った玄関
  正面はウルシを塗った和紙を張った壁
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